それでも市場から完全にはなれなかった理由

投資

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それでも私は、市場から完全に離れることはありませんでした。

ひとつだけ、長期保有で持ち続けていた銘柄があったからです。

それが イオン株 でした。

理由はシンプルで、株主優待です。

イオン株を100株保有していると、月に8回まで利用できる「イオンラウンジ」の利用権があります。

普段の買い物はもともとイオンが中心だったので、事前に予約をしてラウンジを利用していました。

中では紙コップ一杯のコーヒーが飲めて、ほんの数十分ですが、買い物の合間に一息つける空間でした。

それまで株主優待をもらったことがなかった私にとって、その空間はとても新鮮でした。

「自分は株主なんだ」という、今思えばちょっとした優越感に浸っていたのかもしれません。

たった100株だけなのに、です(笑)。

この優待のおかげで、イオンに行ってもわざわざカフェに入ることがなくなり、

結果的に出費はかなり抑えられていました。

費用対効果は想像以上に大きかったと思います。

しかし、そんな日常が突然崩れます。

ある日、ひとり身の叔父が滞納していた入院費を、私が立て替える という話が出てきました。

40年以上も会っていない叔父です。

「なぜ私が?」という思いが正直ありましたが、叔父は高齢で、他に頼れる人もいませんでした。

しかも、その金額は余力資金だけではとても足りない額。

仕方なく、唯一残していたこのイオン株も手放すことになりました。

手元に残ったのは、

デイトレードで積み上がったマイナスと、高値づかみした株だけ。

トレードによるストレスに加え、

いつ返ってくるか分からない入院費の立て替えという重圧。

今振り返っても、人生の中で一番と言っていいほど、精神的に追い込まれていた時期だったと思います。

こうしてトレードは事実上、中断しました。

家の中はそれどころではなく、相場を見る余裕もありません。

「市場に残った」というより、

離れることを考える余裕すらなかった というのが正直なところです。

気づけば、心も生活もいっぱいいっぱいで、

自然と相場との距離ができていました。

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